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Maydayの『倔強(僕は僕に嘘をつかない)』、ワールドカップの会場放送曲に

2018/07/16
台湾を代表するロックバンド、Maydayの楽曲『倔強(邦題:僕は僕に嘘をつかない)』が、FIFAワールドカップの決勝戦会場で放送される楽曲の1つに選ばれた。写真は『倔強』の選出を伝えるウェイボー。(FIFAワールドカップ公式ウェイボーより)
FIFA(国際サッカー連盟)は14日、FIFAワールドカップの公式ウェイボー(微博=中国大陸の企業が運営するミニブログの1つ)で、台湾の代表的なロックバンド、Mayday(五月天、メイデイ)の楽曲『倔強(邦題:僕は僕に嘘をつかない)』がインターネット投票を通じて今大会の決勝戦の会場で放送される楽曲の1つに選ばれたことを明らかにした。台湾が音楽を通じて世界の舞台に登場したことになる。
 
BBC(英国放送協会)によって「華人のビートルズ」と形容されたこともあるMaydayは2014年のFIFAワールドカップブラジル大会の際、コカコーラの公式ソング『The World is Ours』の中国語版、『由我們主宰』を歌っている。今回、Maydayは2005年に発表した『倔強』で再び、世界にその歌声を響かせた。
 
FIFAワールドカップの公式ウェイボーはこのほど、「ワールドカップの会場で聴きたい歌」のインターネット投票活動を実施。候補となったのは中国大陸の男性シンガーソングライター、樸樹の『平凡之路』、台湾(米国生まれ)の男性シンガーソングライター、ワン・リーホン(王力宏)の『龍的伝人』、台湾の女性3人組ユニット、S.H.Eの『Super Star』、Maydayの『倔強』の4曲で、ネットユーザー106万人が投票。一時は『倔強』と『Super Star』の人気が伯仲したものの、最終的には『倔強』が50.1%の得票率でトップに輝いた。FIFAワールドカップの公式ウェイボーは、『倔強』の歌詞の一節、「我不怕千萬人阻擋 只怕自己投降(何人壁になろうと恐れない。ただ、自分であきらめることだけが怖いんだ)」と投稿してこのニュースを発表した。
 
Maydayのメンバーは決勝戦の会場で放送される楽曲に選ばれたことを知ると、「『倔強』がみなにパワーを与えられることを光栄に思う。自分たちもより大きなパワーを得て、全世界にMaydayの音楽を届けることが出来る。投票してくれた人に感謝する。これらスポーツを愛する人たちがより多くのサポートと励ましを受けられるよう願う」とコメントした。
 
『倔強』の歌詞は啓発的なもの。リードボーカルのASHIN(阿信)による歌詞では、「僕こそ僕自身の神だ。僕の生きる世界。僕と僕の最後の意地は両手を強く握りしめ絶対に放さない。次の場所は天国だろうか。失望しても絶望してはならない。僕と僕が誇りとする意地。風の中、僕は大声で歌おう。自分の限界を超える、今だけは。僕と僕の意地で」と歌っている。投票した人たちは、重要なスポーツイベントで歌われるのに大変適していると評価した。
 

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